ダイアルに小さなDJパンダ! H. モーザーとMB&Fがコラボした「ストリームライナー パンダモニウム」

H.モーザーとMB&Fは、チャリティーオークション「Only Watch」のためのコラボレーションモデル「H. Moser X MB&F ストリームライナー・パンダモニウム」を発表した。本作はユニークピースとなっており、ダイアルにはミニチュアのDJパンダが配されている。

ストリームライナー・パンダモニウム

ミニチュアのDJパンダ
ストリームライナー・パンダモニウム
H. Moser X MB&F ストリームライナー・パンダモニウム
手巻き(Cal.HMC 906)。37石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約54時間。SSケース(直径42.3mm、厚さ17mm)。5気圧防水。ユニークピース。
 マクシミリアン・ブッサーとエドゥアルト・メイランは、モナコ筋ジストロフィー協会への寄付を目的としたチャリティオークション「Only Watch」のために、音楽に捧げる特別なユニークピースの共同制作で2度目のコラボレーションを果たした。「H. Moser X MB&F ストリームライナー・パンダモニウム」と名づけられたこのモデルには、今やOnly WatchにおけるMB&Fの作品の象徴となった、DJパンダのミニチュアが操るミニッツリピーターが組み込まれている。

「H.Moser X MB&F ストリームライナー・パンダモニウム」という名前は、地獄の伏魔殿「パンデモニウム(Pandemonium)」に由来している。ただし、Pandemoniumの「e」の代わりに、今やMB&Fの世界を象徴するモチーフとなったミニチュアのパンダの「a」の文字が入っている。
ストリームライナー・パンダモニウム

 これについてブッサーはこう述べている。「Only Watchに出品されるそれぞれの作品はMB&Fにとって、子供たち、特に筋ジストロフィーに苦しむ子供たちの目を通して物事を見る機会となります。初代のパンダはOnly Watch 2011のための寓意として誕生し、2021年に復活、さらに2023年には3度目の登場を果たします。今回はほんの束の間、音楽の世界に浸って現実を忘れさせてくれるような作品に仕上がりました。MB&FとH.モーザーのどちらにとっても、喜びという概念は不可欠なものです。時計製造と同様に、人生においても楽しみながら、内なる子ども、インナーチャイルドを育むことが重要になります。それを可能にするのが、完全な手作業で彫刻と装飾を施したホワイトゴールドの小さなDJパンダです」。

DJ パンダのミキシングテーブル
ストリームライナー・パンダモニウム

 このパンダはハンマーの横に並び、MB&FとH.モーザーが重ねた話し合いの「サウンドトラック」をミキシングしているかのように見える。ターンテーブルはハンマーの軸に取り付けられており、機構が作動するときの回転によって駆動する。高さわずか5.35mmのこのミニチュアのために、デザインから開発、モデリング、実際の製造に至るまで、数え切れないほどの時間がこの精密作業に投入された。さらには、手作業によるエングレービング、宝石職人による最終的な研磨、そして緻密なペイント作業が行われたのだ。0.99mmのマズル、足形をモチーフにした外径1.75mm、厚さわずか0.35mmのターンテーブルなど、ひとつひとつの小さなパーツがまさに技術、芸術の粋を体現している。

フライングテンプとダブルヘアスプリング
ストリームライナー・パンダモニウム

 主役となるのは、レガシーマシン シリーズから取り入れられた大型の吊り下げ式テンプだ。時を刻む心臓部はブッサーの目から見たウブロ激安スーパーコピー時計製造の真髄を表し、H.モーザーの姉妹会社にあたるプレシジョン エンジニアリング社が手掛けたダブルヘアスプリングが組み込まれている。このヘアスプリングのペアにより、拡張時の各ゼンマイの重心の動きが補正され、精度と等時性が大幅に向上し、継続的な完成度が実現される。

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 また、通常シングルヘアスプリングにかかる摩耗が軽減されることでも等時性が向上する。うっとりさせるような動作のテンプは、ゴングがブリッジを通過できるよう2カ所を曲げる必要があったことがさらなる課題となった。三次元空間を占めるゴングは、平らなコイルと上部のコイルが重なっている。

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