2012年の誕生から10年、「オクト コレクション」はその優れた技術力、象徴的なフォルム、独特なモノクロームスタイルでオートオルロジュリーにその名を刻んできました。洗練されたコンテンポラリーなこのコレクションは、スイスの厳格なウォッチメイキングとイタリアのエレガンスの融合というブルガリ ウォッチの2つのアイデンティティを体現しています。「オクト フィニッシモ」コレクションの広がりは、ブルガリがひとつひとつ丁寧に積み重ねてきた技術と探究心がかたちとなったものであり、ウォッチメイキング界でその存在感を確実なものにしました。
2012年7月にローマで具現化されたブルガリのパイオニアとしての役割を「オクト オリジナーレ」（2012年）をはじめ、「オクト フィニッシモ」（2014年）、「オクト ローマ」（2017年）の3つのラインで表現し、すぐさま確固たるものにしました。パワフルな「オクト オリジナーレ」は、その誕生以来、カリスマ的な個性とその独自のスタイルを主張してきました。丸でも四角でもない、完璧な幾何学模様で2つの形がバランス良く調和した8角形。ローマのパンテオンなどのアーチを飾る幾何学的なモチーフからインスパイアされた、8辺から成る建築的なデザインは、ローマ人の精神に根ざしたブルガリのヘリテージの真髄と、コレクションの揺るぎない結びつきを堂々と表現します。オクトのアイデンティティと洗練されたデザインは、メンズラグジュアリーウォッチのコードを再定義します。2017年に発表された「オクト ローマ」は、ブルガリが採用した8角形のフォルムを最も端的に解釈したアイコニックなウォッチです。モダンで都会的、かつ洗練されたこのモデルは、格調高い次元に新たに絶妙な調和を加えることで、パワフルななかにもエレガントさを見出しているのです。本質にこだわる独特なスタイルが比類のない快適性を実現し、タイムレスで美しい調和を奏でる本コレクションの魅力です。そして2014年の登場以来、オクト フィニッシモコレクションは、従来のオートオルロジュリーを再定義し、伝統的で洗練された時計の複雑機構を、徹底したモダンなスタイルに再解釈し、ブルガリ独自のEstetica della Meccanica（機構の美学）つまりフォルムと機能の両面におけるイノベーションの象徴となりました。既存のルールにとらわれず、限界を超えることが オクト フィニッシモの根底にあり、それはコレクションが樹立した世界記録の壮大な物語によって証明されています。ウォッチメイキング史上、異彩を放つこのコレクションは、計時、音、天文に関するあらゆる複雑機構を網羅しています。
