2023年2月21日から3月5日にかけて、スロベニアのプラニツァで第54回FISノルディックスキー世界選手権が開催された。5億人を超える世界中のウィンタースポーツのファンが注目するイベントのオフィシャルタイミングパートナーであるユンハンスからふたつのモデルがそれぞれ150本限定で発売される。
特徴的な操作部はストップウォッチスタイルで、楕円形のステンレススティール製ケースの上側に付けられている。タキメーター目盛りのおかげで、クロノグラフでコース区間に必要な時間が算出できるだけでなく、区間の速度も読み取ることができる。
ウィンタースポーツを象徴するタイムピース
ドイツバーデン=ヴュルテンベルク州の都市であるシュランベルクで創業したユンハンスはドイツ時計産業において土地との密接な関係を153年前から保っている。
「ユンハンスはシュランベルクであり、シュランベルクはユンハンスである」という表現があるほどである。ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルトは、精密機械産業に携わる多くの企業がこの地方の発祥で、先進的アイデアを生み出している。
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ユンハンス「1972 Competition FIS Edition Lemon」
自動巻き(Cal.J880.5)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(縦41.0mm×横45.5mm、厚さ14.5mm)。10気圧防水。世界限定150本。
今回開催されたFISノルディックスキー世界選手権はスロベニア史上最大のスポーツイベントとなり、ユンハンスがスポンサーとしてサポートするだけでなく、ユンハンスを代表してブランドアンバサダーのカール・ガイガーがスキージャンプの競技に参加しノーマルヒルで銅メダルを獲得し大会を盛り上げた。
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クォーツ(Cal.J645.83)。SS(直径43.3mm、厚さ14.5mm)。10気圧防水。世界限定150本。
ユンハンスにとってFISノルディックスキー世界選手権がいかに重要な存在であるかを、ユンハンスのマーケティング部長、トーマス・フィードラーがこう語る。
「クロスカントリーでもスキージャンプでもノルディック複合でもウィンタースポーツにおけるメダル争いはユンハンスのDNAを構成する重要なふたつの要素をひとつにします。ひとつは時間。これがメダル争いで決定的な役割を担います。もうひとつはウィンタースポーツ。ユンハンスの故郷、シュヴァルツヴァルトでは伝統に深く根を下ろしているのがウィンタースポーツです」
1972 Competition FIS Edition
鮮やかなレモンイエローとブラックの刺激的でスポーティーなカラーコントラストは1970年代の外交的なスタイルから引用され、ダイナミックなフォルムを強調している。カウンターの針と積算計もこのコントラストによりインジケーターの視認性が高くなっている。
1972 Competition FIS Edition
ケースバックにはエディションの刻印入りで躍動感溢れるジャンプの瞬間が描かれている。
また穴の開いたストラップは人間工学的デザインの流線形のケースバックからつながっていて、2本の留めネジ付きなので、スピードがありカーブの多い滑降でも手首に快適に収まっている。